情報処理学会80回全国大会
今日は早稲田大学まで情報処理学会の全国大会に行ってきました。主に、プログラム教育に関する報告を聴講しました。なるほどなぁ~と思ったことは、恥ずかしながらラズパイがスクラッチで動かせるということです。大学でも、入学時にプログラム経験のない学生をどのように教育するか試行錯誤しているようでした。
また、午後は小学、中学、高校で今後展開されるプログラミングに関する講演を聞きました。主に小中の話が中心でしたが、今後小学校などでどのようにプログラム教育を行うか苦心しているようでした。
今日聞いたことを、今後生かしていきたいと思います。
都内はもう、桜が綻んでいました。二分咲きぐらいでしたね。入学式には散ってしまいますね。
寒いですね。
日曜日、都内の舎人公園へ行ってきました。この前の記事で紹介したパノラマ写真は冬ばれのいい公園の写真でしたが、この日はあいにくの曇天で、今にも雪が降りそうな空模様でした。先日降った雪も公園のあちこちに残っていて本当に寒かったです。
http://zo3zo3.hatenablog.com/entry/2018/01/07/201619
今年は例年になく寒いような気がします。インフルエンザも大流行なので気を付けましょう。
今年は3年生の担任なので生徒達は研修期間に入って登校しなくなり、少し安心しています。インフルエンザが蔓延して学級閉鎖になると、出席簿の訂正とか保健の出席停止手続とかで面倒な仕事が増えるので、出来れば蔓延だけは避けたいですね。
今日は生徒のいなくなった教室を掃除をしました。
LEGO MIND STORM 実習について
もう、10年以上前になりますが「課題研究」という授業でLEGOを使いプログラムさせながら、こんな実習をやっていました。この動画は失敗集ですが、今思えば有意義な時間だったと思います。これを始めたのは2005年前後だった思うので進んでいたなぁと感心します。当時、高校では言語教育はCOBOLだったので、c言語を使ってのLEGOロボット制御実習は斬新に生徒も感じたはずです。新聞の取材なども来て盛り上がっていました。
いま、論文検索するとLEGOを用いたものが数多くあります。確かにLEGOを実習に用いることは非常に有用でしょうが、残念ながら今のLEGOは値段が高すぎます。1台5万円もする教材は私学や大学などでは使えますが、公立高校では高嶺の花です。10人いたら50万というのは、いくらなんでも校長にお願いできないです。
アジャイルなどのプログラミング方法の検証もしてみたいのですが、LEGOのようないい実習教材がないか検討中です。やっぱり、自分で開発するしかないかなぁ~。
開発出来たら、論文にしようとはおもっていますが、人工知能の教材が先になりそうですねw。
※当時の生徒の名誉のために書いておきますが、この動画は失敗集なので、面白おかしくまとめています。最後はみんな課題はクリアーしています。楽しかったなぁ~あの頃。
Juliusを利用したAI教材の開発(途中経過)
漠然とですが、AIを教える必要があるように思えるので、とりあえず音声認識教材を作ってみようと思っています。どのようなものになるか、最終形を決めていないのですが途中経過を報告します。高校ですと、高額な開発費もなく、実習を行うにもお金がないのでラズベリーパイで作ろうと思います。また、AIソフトはオープンソースのJuliusを使いました。
用意したもの
- ラズベリーパイ3(研修でつかったもの)
- USBマイク(SANWA MM-MCUSB16 6980円)
初めは何をしてよいのかよくわからなかったのですが、ネットで検索をかけながら資料を集めました。しばらくUnix系のコマンドを操作していなかったので、ターミナルにも少し戸惑いました。(コマンド覚えないとなぁ)
マイクの優先度について
どの資料にもかいてありますが、USBマイクを利用すると優先順位が低いので、優先順位を上げる必要があります。
- cat /proc/asound/modules
このこのコマンドを実行するとはじめは、
- 0 snd_bcm2835
- 1 snd_usb_audio となります。
そこで、この優先順位を変えるためにファイルを書き換える必要があります。
- cd /etc/modprobe.d/
- sudo nano alsa-base.conf
alsa-base.confは自分のラズパイには存在していなかったので、新たに以下の文をファイルに書き加えました。
- options snd slots=snd_usb_audio,snd_bcm2835
- options snd_usb_audio index=0
- options snd_bcm2835 index=1
このあと sudo rebootをかけて再起動をし、
cat /proc/asound/modules
を実行したら
- 0 snd_usb_audio
- 1 snd_bcm2835 となれば成功です。
録音のテスト
arecord -lを行い、カード番号を確認します。カードは0です。
カード番号(-c 0)、感度(54)を設定します。
つぎに
- arecord -D plughw:0,0 -f cd test.wav
を実行することによって、test.wavに録音がされます。Ctrl+cで止まります。
再生は
- aplay test.wav
上手くいくと、録音した音声が聞こえます。
juliusの音声認識
juliusのインストール
- cd ~/src/
- wget https://github.com/julius-speech/julius/archive/v4.4.2.1.tar.gz
- tar zxvf v4.4.2.1
- ./configure
- make
- sudo make install
この作業を行うことでjuliusがインストールされます。
Dictation Kitのダウンロードを行います。
- cd
- wget https://osdn.net/projects/julius/downloads/66544/dictation-kit-v4.4.zip
- unzip dictation-kit-v4.4.zip
解凍後dictation-kit-v4.4が出来ます。
認識を確認するには、cd dictation-kit-v4.4/の後
julius -C main.jconf -C am-gmm.jconf -demoを行うと以下の画面になり話せるようになります。
今回はここまでですが、このあとどのように発展させて教材にするか検討中です。
参考資料
以下のサイトを参考にしました。大変参考になりました。ありがとうございました。
ラズベリーパイ3でJuliusを使って音声認識をする方法2017 RasPi 3B + Raspbian Jessieで確認 | IoT PLUS
BPK-11 : Juliusで音声認識してみる – Bezelie Official
最近のsketchupについて
Google sketchupを使い始めたのは2009年ごろだったと思うのですが、当時はGoogle earthとの連携が出来て、構造物などをsketchupで3D化してGoogle earthに配置することが出来たりしたのですが、Googleが手を引いてからGoogle earthとの連携が絶たれ、魅力が半減したように思えます。
地形図や構造物などを3D化するソフトとしてGoogle earthと連携できていればこの分野のデファクトスタンダートになったと思うのですが、Googleの戦略とマッチしていなかった様で、今や3Dの単体ソフト化しています。ciniiなどで論文検索しても、2010年前後ではGoogle earthとの連携などで論文を見かけましたが、今ではあまり論文も見かけなくなり、またネットでこのソフトの検索をかけてもあまり、最新の検索結果が出てくることが無くなり、ネット上での話題とならなくなってしまいました。使い勝手が非常によいソフトなので、いろいろな所で使われ研究された方が良かったと思いますが、Googleが撤退して以来、むしろ使い勝手が悪くなっています。その辺がユーザーとしては残念ですね。